医療現場で深刻な、勤務医や看護師の人手不足の問題について

深刻な人手不足について

勤務医の人手不足

社会問題とも言える医師不足。より深刻とされているのは勤務医の不足問題で、いくつかの原因が考えられています。

1・過酷な労働環境
病院では勤務医が当直をしています。病院にもよりますが仮眠を取る間もないほど忙しい夜も多く、当直明けで外来診療や病棟勤務に突入することも。また、休日の呼び出しも日常茶飯事。人々の健康を守る医師自身が不健康な状態に陥っています。

2・女性医師の生活
上で述べたとおり、勤務医はハードな状況で働いています。女性医師は自らの生活で結婚や出産をすると、仕事を続けるのがとても困難で退職を選択することになります。結婚などライフスタイルの変化が起こりやすいのは、経験を積み現場から頼りにされ始めてきた頃。女性医師が活躍しにくい現状はもったいないと言えますね。

3・給与の問題
開業医は満足のいく収入を得ている場合も多いでしょう。しかし、勤務医の場合はそうとも言えないようです。過酷な労働環境でプライベートな時間もなく働く勤務医。それに見合うだけの給与を支払うことは、日本の診療報酬制度では難しいとされています。また、最新医療の知識を持つことが求められる医師。そのための勉強の費用は自己負担で、時間も必要です。金銭的負担が心身に悪影響を与えるということにも繋がりかねません。

3つの原因には関連があり、悪循環を招いています。開業医となればプライベートを守れることから、勤務医として経験を積んだ後は移行する例も多くあります。勤務医の人手不足を解消するには、国や病院などが大きな対策を取る必要があるようです。

看護師の人手不足

医師と同じく人手不足が問題となっている看護師。不足の原因を考えてみましょう。

1・仕事と家庭の両立
看護師の多くは女性が占めており、ライフスタイルが変化しても働き続けられるかが大きなポイントとなります。法律的に産休・育休や育児支援制度があり、厚生労働省も後押ししていますが、全ての医療機関で制度が整うまでには至っていません。また、「育児を理由に仕事を免除してもらうのが申し訳ない」と、周囲に迷惑をかけるのを嫌がり、退職する人が多いのも現状です。

2・潜在看護師
潜在看護師とは、看護師資格を持ちながらもそれを生かす仕事についていない人のこと。結婚・出産で退職しブランクがあると、スキル面での不安や子どもの預け先などの問題から、簡単には復職に踏み切れない人が多いようです。

3・責任の重さ
看護師の仕事は人の命に関わります。ちょっとしたミスでも重大な医療事故になりかねない重圧、死が身近にあるというプレッシャーなど、責任の重さに耐えられなくて退職する看護師もいます。

他にも、女性の多い職場ということで人間関係に悩んで退職する人も多いようです。働きやすい環境を整えて、女性の看護師が活躍しやすいようになれば、不足の問題が解決に近づきそうですね。

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深刻な人手不足について 深刻な人手不足について 勤務医や看護師の人手不足。報道でも取り上げられる、医療現場が抱える大きな問題です。勤務医や看護師には夜勤があり、多くが苛酷な環境で働いています。それにより女性の医師や看護師が結婚や出産後に働き続けにくいことが、一つの要因として考えられます。深刻な人手不足について、その他の原因や解決策について考えてみましょう。

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